求職者の皆さんへのオーナーから
チャレンジメッセージ
求職者の皆さんはじめまして!
皆さんは新たな職場を探される時、どの様なことを気に掛け、決められていますか?
人にはそれぞれの価値観があると思います。そこでヘアーアクトが大切にしている事を提言させて頂きます。皆さんの価値観に合えば、職場を決める基準の一つになると思います。
私は常々、長く続くこの美容業界はなぜ働く環境や悪い習慣を変えることが出来ないのかと考えています。皆さんも同じような疑問を感じたことはありませんか?
(労働時間が長い、休みが少ない、忙しいと昼食も取れない、有給休暇が取れない、社会保険に加入出来ない、オーナー含め働くスタッフの収入が低い等々)いろんな問題が山積です。
ヘアーアクトはそれらの問題を全て解決しているのかと言われますと、改善し実行出来ている部分とまだまだ改善に向けてみんなで取り組んでいる部分と両方あるのが現実です。
出勤時間は午前8:30、営業終了時間は午後7:00迄。残業は多少ありますが、同業他社と比べると少ないと思います。予約状況にもよりますが、早い日は午後6:00に営業終了し、後は事務と雑務を行い退勤します。
毎週月曜日・火曜日は完全週休2日制の定休日にしました。この完全週休2日制は繁栄月の12月には月末である最終週のみ変更はありますが、その他は基本的には休みます。
また、正午12:00から午後1:00までは受付をしていませんので、昼休みとしてしっかり1時間休める訳ではありませんが、食事が取れないということはまずありません。
有給休暇と社会保険の2件は残念ではありますが、改善が必要と思い取り組んでいる所です。
最後は給与面。業界的には標準的と思っておりますが、他の業種と比較しますとまだまだ上げていかなければと感じています。
話を戻します。なぜ美容業界はなかなか変われないのでしょうか?
それは業績を上げられないからなのです。
他の業界で働けば業績を求められノルマ的なモノが存在しています。例を挙げますと、我々美容室の取引会社の1つである美容商材の会社。大学新卒入社で研修期間を終え、美容室にまわるようになると活動1カ月目から150万円以上の売上目標が掲げられるそうです。私の友人はクルマの中古車販売の会社に勤めていますが、月に最低でも600万円の売上が求められるそうです。
勿論、美容業界と物流業や販売業では利益率の関係から売上の目標額に違いはありますが、美容師さんはどうでしょうか?実績や売上を日々意識して接客しているのでしょうか?もちろんそういう美容師がいない訳ではありませんが…。
私たちヘアーアクトはまだまだ未完成ですし、給与も今はまだ業界の中では標準的だと思います。でもなぜ完全週休2日制に出来たのでしょうか?昼食をスタッフ全員が必ずとってから午後の仕事が出来る様に出来たのでしょうか?なかなか出来ない美容室がまだ多い中、ヘアーアクトはなぜそれらを可能に出来たのでしょうか?
それは、良い仕事をする為に少しのゆとりを持って仕事をしたいとか、スタッフの体調や働く環境の改善をしたい、という気持ちももちろんありましたが、ただそれだけでは変えられないのが現実です。働く環境の問題意識をスタッフ全員が共有し、改善していく意思があり、それらを実現できるだけのお客様の人数と売上の確保ができたから可能になったのです。
なぜ変えられない店が多い?それは今の美容業界は1人当りの月間売上が閑散期は40万円を切ると言われ、スタッフ3人でしたら120万円の売上しか確保できないそうです。繁忙期でも1人当り60万円程で、同じ3人のスタッフでは180万円。これでは未来はありませんし、労働環境を変えたくても変えることは出来ないのです。
ヘアーアクトは明確な目標があり、それを達成させた結果と実績があります。それは良い労働環境下で働くために必要なものです。そして諸問題を解決するには同時進行で達成させることが目標であり必要なのです。
簡略的ではありますが、この目標を達成するためには、当たり前のことですが第1にたくさんのお客様にご来店頂くことです。お客様の人数がビジネスの全ての始まりです。
そして、お客様の話しをよく聞き、ご提案させて頂くことです。お客様にカットの提案をしていますか? パーマの提案をしていますか? カラー・トリートメントの提案をしますか? 次の来店時期の提案またはご予約取りをしていますか? お客様のキレイになるためのお話しをしていますか? これらのことだけが満足に繋がるとは言いませんが、やはり満足度を上げていくことです。
これらの事はまだまだ課題もありますが、アクトには少しの成功事例と実績もあります。そして未だに技術・ビジネス・メニュークオリティーと様々な分野において挑戦と勉強をさせて頂いています。この様な活動は他の業界では常識的なことであり、だからその業績を基に変えてこられたのです。
ただお客様のご来店を待つだけのネガティヴな営業ではなく、前向きな姿勢でオーナー・スタッフ一丸となって挑戦するのがアクトなのです。
そして明確な目標を持ち、実績を作る環境は美容師としてのスキルを上げることに役立つこと間違いなしと感じています。
とても長い文を、最後まで読んで頂き本当にありがとうございます。
もしかすると、この私の話す内容が楽しくない方や、今の状況を変えられる自信のない方もいると思います。ですが、もし未来に、仕事に不安を感じることがあるのなら、このアクトでなくてもかまいません。この機会に考え、あなた自信を見つめ直し、新たな挑戦をしてみるのも良いと思います。